2017.09.22

宅配ボックスのメリットと設置への助成金は?空き室対策に効果的!

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最近よく目にする貸ロッカーや宅配ボックス。
昔と比べると、街中で見かける頻度が多くなったと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

Amazonを始めとするECサイトやネット通販、個人取引などの普及により、「お店に出向かなくても物が買える」というインターネットショッピングがごく自然な形で生活の一部となってきているためです。
事実、総務省の調査では、インターネットショッピングの利用率は増加の一途を辿っているとの結果を公表しています。

2002年には約5%ほどしかなかった利用率は、10年ほどたった2014年に何とその10倍の25%を超える前に普及しているのです。
参考:総務省「ネットショッピングの普及」

そんな結果を知ってしまったら「ウチのアパートにも宅配ボックスを設置すべきだろうか?」なんて考えにも及びそうですよね。
では、宅配ボックスを設置する事にメリットはあるのか、費用はどのくらいかかるのかといったところを解説させていただきたいと思います。

宅配ボックスに需要はあるのか

近年では、駅や公共施設にまで設置されるようになった個人向け宅配ボックス。
ニュースなどで再配達を余儀なくされる宅配業者の苦悩について取り上げられているのを見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。

少子高齢化は進み、単身者世帯や核家族世帯は増加するばかりですが、そんな変化と同時に、インターネットを始めとする各インフラのIT化が進んだことで「外に出なくとも」と、用事を家で済ませられる事も多くなりました。
参考までに単身者世帯や夫婦のみ世帯、共働き世帯がどれだけ増えているのかを見てみましょう。

・単身者世帯
平成元年:約790万世帯
平成28年:約1343万世帯(約1.7倍

・夫婦のみ世帯
平成元年:約630万世帯
平成28年:約1185万世帯(約1.9倍

・共働き世帯
平成元年:800万人世帯
平成26年:1114万世帯(約1.4倍

参考:厚生労働省「配偶者手当の取り巻く環境について」
参考:厚生労働省「平成28年 国民生活基礎調査の概況」

単身者や夫婦のみ、共働き世帯共に確実に増えてきている事を考えると、日中に在宅している人が少ないであろうという事は容易に想像できますが、テレビ、新聞、週刊誌等でも宅配業者の苦労や労働問題について取り上げられている以上、宅配ボックスの需要が高まってきている事は間違いないと言えるでしょう。

宅配ボックスにメリットはあるの?

さて、需要が見込めそうな宅配ボックスですが、賃貸経営において宅配ボックスを設置する事にメリットはあるのでしょうか。

アパートやマンションに設置する宅配ボックスは、駅や公共施設に置かれている貸ロッカーとは違って営利を目的としているわけではないため、費用を払って設置する以上はメリットがあるのかが気になるところです。

よって、上記に解説させていただいたような、単身者世帯が増えているという理由だけで設置を決めるには尚早かもしれません。

ひとり暮らしで欲しいサービスランキング

そこで実際の需要の程を、賃貸サイトから探ってみたいと思います。
2016年に「不動産・住宅サイト SUUMO」で行われた調査に「ひとり暮らしで欲しいサービスランキング」というものがあります。
面白い事に、この調査結果の2位に「宅配ボックス・宅配便受け取りサービス」がランキングしているのです。

余談ですが、10位以内に「ゴミ自動分別サービス」「電球替えサービス」「洗濯物たたみサービス」といった、未来のネコ型ロボットでもいなければ実現しなさそうなことまでランキングされているのを見ると、単身者がいかに時間を大事にしているかということを反映した調査結果であろうということが伺えます。

参考:不動産・住宅サイト SUUMO「SUUMO調べ、ひとり暮らしで欲しいサービスランキング」

更に、実際に同サイトの関東版にて宅配ボックスとだけ条件を付けて物件検索をしてみたところ、実に掲載物件のうち50万件がヒットしました。
SUUMO関東版では220万件ほどの物件数を掲載していますが、そのうちの2割以上の物件で宅配ボックスを設置しているという事になります。
極論で結論付けてしまえば、10件の賃貸物件のうち2棟に宅配ボックスが設置されていると言えるかもしれません。

宅配ボックスの設置が入居率や空き室率に影響する

こういった結果や状況を見ている限りでは、宅配ボックスがあるかどうかは、入居率や空き室率に影響するであろうことは明白です。
法定点検等の定期的な費用が発生する事もなく、一度設置してしまえば破損や故障の際のメンテナンス以外はほとんど維持費もかかりません。

オーナー側のデメリットを上げるにしても設置スペースの問題くらいであることを考えると、設置するに越したことはないでしょう。

宅配ボックスの設置費用は?

では、賃貸経営において重要になりそうな宅配ボックスですが、費用はどのくらいかかるのでしょうか。
参考までに、一般的な宅配ボックスがどのくらいの価格であるか調べてみると、KDDIコマースフォワードとKDDI運営が運営する協同通販サイトにこのような商品が出品されていることが分かりました。

宅配ボックス
田島メタルワーク/『集合住宅用宅配ボックス マンション用』/142,200円(税込)
https://wowma.jp/item/248472040

各ボックスの大きさは、大1、中4、小2といったものですが、個人でも購入できるものとして10万円以上かかる事が分かります。

一般的に、アパートやマンションに設置する宅配ボックスは、戸数の2割程度のボックス数で良いとされていますので、小中規模のアパートマンションであれば、上記にご紹介させていただいたようなタイプの宅配ボックスを1つ設置する程度で良いでしょう。

もちろん、管理会社や不動産会社と提携している宅配ボックスの販売会社があれば、もう少し安く設置できる可能性もありますが、大きさ、グレード、その他オプション等、宅配ボックスの市場自体がまだ成熟したとは言えない状況ですので、相場価格が定まっている事はないようです。

宅配ボックス設置に助成金

あまり話題になる事はありませんでしたが、実は2017年より宅配ボックスの設置には助成金が出るようになったのをご存知でしょうか。
ただ、これはまだ企業や公共施設といったオープンスペースに限られたもので、まだ個人への助成金制度は作られていませんが、補助割合はなんと1/2です。

参考:国土交通省「平成29年度国土交通省物流関係予算概算要求概要」

政府も認める物流業界における変化に対し、いよいよ国をあげての取り組みが始まったという事は、個人宅の宅配ボックス設置に関する補助も検討されるのではないかと推測できます。

賃貸経営については、キャッシュフローや立地、トラブルなどの話題に目が行きがちですが、狭いスペースに宅配ボックスを設置するという事だけで、経営に大きく貢献するかもしれないというのは時代の変化と言えるかもしれません。

今すぐ設置するか、政府の動きを見極めてから設置するかはオーナー様次第ですが、宅配ボックスが賃貸経営にプラスの価値を生むものであるのは間違いないでしょう。

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